当事者会のメリット・デメリットについての、第5回です。

当事者会のメリット(一覧)

本日は、

5.情報を得たり、自分のこれからの「生き方モデル」に出会うことができる

です。

当事者は、自分の麻痺をなおそうと必死です。

当会の参加者には、高級車1台分のお金をかけて、
再生医療をやっている人や、

効果のあるリハビリだと聞いて、
自分で情報を調べて、
東京から中四国にある病院に2週間、
リハビリ入院した人もいます。

みんな、麻痺をなおすことに一所懸命で、
何らかの効果的であったリハビリ方法を
もっています。

当事者会では、そういった
自分で工夫した対処法や効果のあった方法を、
教え合うことができます
(会ではルールで、アドバイスではなく
「自分の体験を語る」としていますが)。

それらの
リハビリは自己流(専門家からの指導に
基づくものが多いですが)とはいえ
素晴らしいアイデアをもっています。

実際、
自分に効果があった治療法やリハビリは、
実際の経験からなので説得力があります。

当会でも、効果のあったリハビリを
教えあって、
リハビリに対するモチベーションを
高めあっています。

病気になった人は、
自分の将来がどうなるのかと不安です。

この時、
病気をうまく克服した人を
実際に目の当たりにすることができると、
その人を目標としてがんばることもできますし、
話を聞くことやアドバイスをもらって、
現実的な方策を立てることもできます。

逆に、他者の話を聞く立場にもなれます。

情報を与え、先輩として
「ロールモデル or 生き方モデル」
(お手本となる人物)
となることもできます

しかしこれは、実際には、
他者を援助することによって、
自分自身が最も癒されているのです
(援助が自分の援助になる。
これは素晴らしい相互作用ではないでしょうか)。

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明日(2023年6月17日)は、

6.自分の「過去・現在・未来」を再構成できる

を解説します。

当事者会のメリット・デメリット
メリット編05 情報を得たり、自分のこれからの「生き方モデル」に出会うことができる

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