みなさん、こんにちは。発起人代表です。
当事者会のメリット・デメリットについての、
第6回です。
当事者会のメリット(一覧)
-
1.もやもやから解放される(2023年6月12日公開)
-
2.安心感をもてる(2023年6月13日公開)
-
3.生活にメリハリをつけることができる(2023年6月14日公開)
-
4.社会参加の機会になる(2023年6月15日公開)
-
5.情報を得たり、自分のこれからの「生き方モデル」に出会うことができる(2023年6月16日公開)
-
6.自分の「過去・現在・未来」を再構成できる(2023年6月17日公開)
-
7.参加するうちに、グループ内における役割を担うことができる(2023年6月18日公開)
-
8.人として重要な社会の一員として生きることができる(2023年6月19日公開)
本日は、
6.自分の「過去・現在・未来」を再構成できる
です。
病気になると、
いままでの考え方・捉え方では対応できなくなり、
人によっては大変歪んだ考え方になってしまいます。
当会にも、いつも発言がネガティブ傾向になってしまう人がいます。
それでも、オンライン当事者会には毎回参加して、
当事者会では、笑顔を見せてくれます。
その人は、
「当事者会に参加すると嫌なことを忘れられて
楽しい」と言ってくれます。
当事者会に参加すると、
自分の「過去・現在・未来」の考え方・捉え方を
もう一度作り直すことができるようです。
もう少し詳しく解説します。
アルコール依存症の当事者会には、
「変えられることを変え、
変えられないことは受け入れ、
その両者を区別する理性を持つ」
というモットーがあるそうです。
これなどは、
物事の新たな考え方・捉え方そのものですね。
考え方・捉え方を再構成すると、
新たな生きがいや目的に
つながっていくことがあります。
私は、
脳卒中を発症して、片麻痺になってしまい、
失ったものはいっぱいあります。
しかし、私は、この会をつくって、
全国に友だちができました。
大人になってから、心を許し合える
友だちをつくれるなんて、
脳卒中を発症していなかったら、
なかなかできるものではありません。
また、脳卒中片麻痺当事者の会を
一般社団法人にするという夢もあります。
新たな目的と生きがいができたのです。
そして、それは
取り戻す人生ではなく、
新たな出発へとつながります。
脳卒中を発症した過去を悔いることなく、
現在は、当事者会で仲間と楽しい時間を過ごし、
将来、会を法人化するという夢をもてる。
いったんどん底を見た人は、
新たな自分に気がつくことができるきっかけを、
プレゼントされたと私は思っています。
———————————————————
この投稿にご意見などありましたら、
コメントを入れていただくか、
問い合わせフォームをご利用ください。
——————————————————–
明日(2023年6月18日)は、
7.参加するうちに、グループ内における役割を担うことができる
https://katamahi-recovery.com/advantages-and-disadvantages-no-07/
を解説します。
メリット編06 自分の「過去・現在・未来」を再構成できる