
みなさん、こんにちは。発起人代表です。
ちょっと興味があったので、
回復期病院を退院して、
介護保険でリハビリを続けている人って、
どんな悩みがあるのか、調べてみました。
まあ、細かくいうと
たくさんの悩みがあると思いますが、
大きな悩みだとこんなふうになるようです。
◆リハビリの効果を感じにくい
回復期病院では集中的にリハビリを受けていたのに、
退院後はリハビリの頻度や強度が落ちるため、
必然的に身体の回復もままならず、場合によっては、
身体の機能も入院中より落ちてしまうため、
リハビリの効果を感じられなくなるようです。
退院後は、積極的に自主リハビリを取り入れ、
それをいかに継続できるかが大事なんですよね。
また、上記の状況により、
せっかく回復期病院のリハビリで取り戻した
リハビリの成果が見えにくくなり、
「このまま良くならないのでは」
という不安を感じてしまうようです。
◆動かない身体へのいらだちとそれに伴う気分の落ち込み
麻痺側が思うように動かないため、
自分でできることが限られてしまうことで、
いらだったり、それが続くとあきらめの感情が生じるようです。
気持ちが沈み、ついには
「リハビリのやる気が出ない」と感じることもあるようです。
◆家にいると動く機会が少ない
回復期病院と違ってリハビリの“時間”が決まっておらず、
必然的に活動量が低下してしまうようです。
動かなければ、身体は衰えていく。
これは、高齢者の方
(実は、高齢者に限ったことではない)が、
動かなくなったことで、
だんだん何でもおっくうになっている状況を
あなたも見たことあるんじゃないでしょうか。
実は、片麻痺になった人も年齢にかかわらず、
動かなければ、
筋肉はやせ細り、バランス感覚や体幹も
衰えてしまうんですよね。
で、困ったことに、
「座ってばかり」「テレビばかり見ている」と
本人も自覚していて、どうしたらいいか
自分ではわからなくなくなってしまうようです。
◆介護サービスの中でリハビリ時間が短い
一般的な 通所リハビリに通っても、
集団体操が中心で個別訓練が少ないことがあるようです。
これは、介護保険が
高齢者の生活改善で作られたもの
なんで仕方がないところも
あるかもしれません。
ただ、私も通所リハビリに通っていますが、
リハビリ特化型の通所施設があることを知り、
自分で調べたり、ケアマネさんに紹介してもらい、
いくつかの施設に見学に行きました。
近くにいい施設がなかったんですが、
送迎の範囲外であるんですが、脳卒中の方が
集まっている時間に一緒に個別メニューの
リハビリに取り組むことができる施設を見つけ、
リハビリに励んでいます。
一緒にリハビリに取り組んで
周りを見ながら、
「みんながんばっているなぁ」と
リハビリに対する意欲をもらっています。
高齢者の生活改善のための通所リハビリ施設では、
通学療法士や作業療法士の
かかわりが限られていて物足りないと感じることも
あるようです。
これはやはり、自分にあった通所施設を
積極的に探すべきですね。ケアマネさんは、
地域の情報をよく知ってますよ。
ただし、注意してほしいことが1つ。
自分の経験で思ったのは、高齢者って
リハビリ嫌いの人が多いんですよ。
(あくまで個人的な感想です。高齢者でも
リハビリがんばっている人いっぱいいます)
ケアマネさんもそういった高齢者から情報を得ると
「あの施設は◯◯◯◯」と間違った噂を耳にすることも
あるようです。
いま、私が通っている施設もそうです。
ケアマネさんは、
あまりいい評判を聞いていなかったようなんですが、
自分で調べてみると、リハビリに意欲的に取り組んでいる
施設のようだった。
だから、とりあえず、自分で見学して決めようと、
ケアマネさんに見学の時間をとってもらいました。
施設は、どこも見学ができるので、
評判は評判として聞いておいて、
自分で訪問して確かめてみることを
おすすめします。
私は、いまの通所施設気に入ってますよ。
まあ、脳卒中を発症すると悩みはつきませんよね。
でも、当事者会でいろいろ相談したり、
オンライン会、オフ会で当事者の方と話をすると
いろいろためになることや、勇気をもらうことが
できるようです。
最近、入会された方は、当会の情報をずいぶん前から
知っていたそうですが、なかなか連絡しなかったそうです。
でも、初めてのオンライン会でその方の歓迎会を経験して、
「もっと早くに連絡して参加していればよかった」
と思われたそうです。
別に当会に参加しなくても、よく探せば、当事者会はあるようです。
1つの当事者会が合わなければ、別の当事者会に参加すればいいと思います。
言えることは、片麻痺を改善にするために、
リハビリを続けるには、当事者の仲間がいるいないで、
大きく差がでてくると思います。
われわれは、当事者会で、みんなから力をもらって、
リハビリに励んでいます。
私は、退院後、肘が肩ぐらいしか上がりませんでしが、
発症後、5年半ぐらい経ちますが、なんとか麻痺手で
はしが持てるようになりました。
まだまだつたない動きで、実用性が低いんですが、
急性期病院で、左手でスプーンで食事をしていたことを思うと、
胸がじーんと熱くなることがあります。
これからもみんなとリハビリを続け、
身体の機能回復に励みたいと思います。